「子どもが子ども時代に過ごす」実現できる保育環境を大事にしています。


<保育内容>
・保育所保育指針(2018年 4月 1日から施行)
・東京学芸大 学芸の森保育園

理念
1.子どもが、子ども時代に、子どもらしく過ごすことを大切にして豊かな保育を行うとともに、そうした保育活動を、「みんなで支える」運営を大切にします。
2.東京学芸大学との協力関係のもとに、大学内の人的・環境的資源を保育に活用するとともに、大学や地域の保育に関わる教育・研究に貢献できる場として、大学や地域との連携を図った保育活動と関連した研究活動を行います。
3.近隣地域のニーズにこたえる保育をめざし、社会連携をはかり、地域貢献に寄与することをめざします。

方針
1.一人ひとりの子どもの情緒が安定し、自己を十分に発揮でき、協調の態度を養うとともに、養護と教育的配慮の行き届いた保育環境を構成します。
2.学内外、近隣環境を活用した様々な体験を通して、豊かな感性や思考力、創造性を培います。
3.職員、保護者、地域の方々、関係者と協力して子どもの成長に必要な環境を整えます。

保育目標
東京学芸大学内の自然の中で、五感を育みます。
“遊び”の中の“学びを大切にします。

<子育て支援> → 共に育てる
・在園児保護者への支援
保護者の感想>>>
*保育士体験…
・子供同士の関わりが活発になされている様子を沢山見ることができました。
・どの子供達にも親近感がわいた
・実際の園での生活を通して、先生方の声かけや提案、見通しのある指示や、待つこと等の教育方針が統一されていて、かつ自然で、毎日の中で育っていく様子が本当によく分かりました。
・家庭での(困ったな)のシーンにも、この体験のことを思い出して乗り越えて行きたい
・子どもたち一人一人にとても目が行き届いていることがよく分かりました。

*保育参観…
・単独行動ではなく、お友達と一緒に虫を探してみたり頭をくっつけあってしゃがんで何かを観察したり、手を繋いで植物園まで歩いて帰ってきたり、本当によく成長したなと思いました。
・本に興味があって今読んでいる本は数より好きな本だけになりがちな為、もっと色々な本を日々変えて読み聞かせするべきと新しく発見がありました。
・積極的に他の子とコミュニケーションを取ろうとしているのが分かった。
・我が子が他の子と関わっているところはほぼ初めてみたのですが、集団の中でものびのびと過ごしていたので嬉しかったです。
・物の取り合いになっても先生がスムーズに対処してくださっていたので、安心しました。
・子供を辛抱強く見守ってくれていることに感動しました。普段はどうしても先回りして手伝ってしまうことが多いですが、私も自分が行動に移せるまで根気良く待ってみるようにしたいと思いました。

*給食参観、WS参観も随時参加OK…
園での様子を見ていただいたり、食事の悩みなどを保育者と共有したりする機会。

*ドキュメンテーション
…保育ドキュメンテーションによって「保育の見える化」をすることで、保育者・保護者・子どもの三者が活動を振り返ることができます。
保育の質向上(成長過程を共有→保育内容の計画・実践を確認→課題を明確にできる)
保護者とともに子どもの保育・教育について考えるような関係性を築けることへの期待
(保育者と保護者のコミュニケーション)
(保護者の園への理解や、保育方針への理解、園への協力に繋がる)

*行事
‥行事に至るまでのプロセスを保護者に伝えることで、
保育内容への理解保育内容への理解
子ども育ちの共有子ども育ちの共有
*個人面談、懇談会
*専門家によるお話会
(2022年度 佐見由紀子 先生 「基本的な生活習慣について~子どもたちの気になる様子~」)
(2023年度 倉持清美 先生 「乳幼児の発達に合わせた生活と関わり」)
…保護者の子どもの発達についての困り感、育児の悩みなどをこまめに共有し、共に子育てができるような機会を設ける。

<実践研究>
*steam 教育
文部科学省ではSTEAM教育について「各教科での学習を実社会での課題発見と解決にいかしていくための教科横断的な学習」と解説している。
これらの繋がりから本法人の STEAM教育研究員が 2021年11月から4~5歳対象に1ヵ月に1回、STEAM(科学)ワークショップを開催している。本園は STEAM(科学)ワークショップや遊び・生活の起点から“科学する心”に発展し学びになっていると考えている。このSTEAM(科学)ワークショップの起点が生活や遊びにどのように繋がっているのか、逆に子どもたちの遊びや生活の気づきや疑問を起点とし、STEAM(科学)ワークショップと双方向の学びとなっているのかを研究している。

*若者への子育て支援
学芸の森保育園では、若者の出産や家族形成に対してのイメージやビジョンが見通し辛い社会状況の中、何かできることがないかと考え、昨年度より、学芸大学の学生に園児や保護者と関わる機会をもうけ、自身のライフコースにおいて、出産や家族形成に対してのイメージを考えるきっかけとなるための取り組みを行っている。
行事「family play day」に参加された学生からは「今後も子育て家庭と関わる機会があるとよい」「子育て家庭のイメージがしやすくなった」などの感想が聞かれている。
今後も若い世代の方々がライフコースにおいて、出産や家族形成に対してのイメージを考えるきっかけとなるための取り組みをしていきたい。

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